2009-01-01から1年間の記事一覧

カラスは不規則

最近読んだ新聞記事(どこの記事かは忘れた)。 カラス害を防ぐため、カラスの生態調査をした地域があった。 でも、カラスの行動は不規則で、結局参考にならなかったそうだ。 前に、鳥の群れの動きは波のように感じられると書いてみた。 でも、時間とかそう…

花よりも先に蜜を吸う昆虫が出現していた?

中国とアメリカの研究グループの発見。 1億6000万年前から1億年前くらいに生成されたコハクに3種のシリアゲムシが封入されていたことが見つかった。 花をつける植物、被子植物が出現した白亜紀後期(9960万年〜6550万年前)くらいに、それに合わせて蜜を吸う…

偏食してもいいの?

東京新聞2009.11.10朝刊 科学面「人には聞けない」のコーナー。 「肉や葉ばかり食べている動物は栄養が偏らないの?」という質問が来てました。 一瞬「ん?」と手が止まる面白い質問でした。 そう言われてみれば・・・? ちょっと考えたら、そういうふうに身…

天動説だってわるくない?

なんて、挑発的な題名をつけてしまいましたが。 ぼくらは現在、一般に地動説の信奉者です。 でも、ほんとうに「地動」なのでしょうか? 何年か前の調査で、天動説を信じている小学生がけっこう多くの率を占め、理科教育の問題が云々されていました。 しかし…

がんばれ!はやぶさ

「はやぶさ」(小惑星探査機)の応援をしている人は多いと思いますが、またもやトラブル発生してしまいましたね。 イオンエンジンの1基が停止してしまったようです。 これで4基あるうちの3基が停まってしまい、あと1基のみということです。 ふらふら。 …

害虫の効能

セジロウンカに食べられたイネは、青葉アルデヒドと呼ばれる物質を大量に生産し、白葉枯病にかかりにくくなるという意外な効果があるとわかったそうです(神戸新聞・共同通信2009.11.05朝刊)。 生物と生物のつながりって、奥が深い・・・

逆回転する惑星

熊本日日新聞・共同通信2009.11.05夕刊より。 すばる望遠鏡が発見。 恒星の自転とは逆向きに、その恒星の周囲を公転する惑星。 はくちょう座の方向に1千光年離れた惑星。 それにしても、なぜそんなことに? ちょっと勝手な推理。 普通、そうはなりそうにない…

ピアニストがすごく速く指を動かせるわけ

ピアノ演奏の映像などを見ていると、信じられないくらいの速さで指が動く。 自分で机をたたいてみると、指が絡まってしまう感じ。 だんだんぎこちなくなって、動かしにくくなっていく。 もちろん訓練のたまもののわけだが、なぜあんなに速く動かせるのだろう…

もしもプレーリードッグがゴキブリを駆逐したら?

そんなことはありえないでしょうけど、もしもプレーリードッグが外来種として繁殖し、それが原因でチャバネゴキブリ(べつにヤマトゴキブリでもなんでもいいけど)が絶滅の危機に瀕したら、日本人はどうするでしょう? なんとなくプレーリードッグの駆除には…

ストレス解消

ストレス解消というのは、要は違うタイプの他のストレスで前のストレスを紛らわせてしまうことかもしれない。 軽いストレスは、他のストレスで上書きできるのでは? スポーツにせよ、模型作りにせよ、読書にせよ、映画鑑賞にせよ、ストレス解消的なかなりの…

「人類がいる世界」という環境

病原菌の中には宿主を殺してしまう、おバカな連中がいるという。 ならば人類は? なんぼなんでも地球という宿主は殺せないだろう。 その意味では、病原菌よりはマシに見える。 しかし、地球にある「自然」を殺すことは可能だし、その道を歩んでいるように見…

脳についての本を読むと自分が見える

脳に関する研究の記述や、本を読むのは楽しい。 脳一般について書いてあるのだけど、だんだん自分自身のことが理解できてくる。 自分が見えてくる。 でも、 ということは、 ふだんは「自分」という殻の中に入っているから自分しか見えず、「自分」という特殊…

『恐竜博画館』ヒサクニヒコ…新潮文庫(1984年)知的で刺激的な一冊

この時点での最新の研究成果を、著者ならではのキュートなイラストを添えて解説。 でも、恒温動物説も、始祖鳥は鳥の先祖ではなかった説も入っていますし、子育て恐竜も出てきますので、今でも問題なく読めると思います。 いわゆる恐竜図鑑ではなく(同じ著…

繰り返し

ある行為を繰り返していると、その質はだんだん劣化していく。 その行為をなすことに対する熱や、意識が薄れていく。 なぜだろう。 ほとんどの人がこれには該当すると思う。ということはヒト(生物)に普遍的なことなのだろう。 ということはそういうあり方…

賢いカラスの映像

細い筒の水面に浮いていて、取れそうにないエサを、カラスはどうやって取るか?

子どもが苦いのを嫌う理由

子どもは全般に苦い味を嫌うようだ。 それにはどうやら理由があるらしい。 毒性のあるものは苦い味である確率が高い。 子どもは抵抗力がない。 自分の身を守るため、苦い味のものは排除しようとする。 子どもの味覚はもともとが敏感にできている。 抵抗力が…

科学の花

朝永振一郎さんの有名な言葉だそうです。 ふしぎだと思うこと これが科学の芽です よく観察してたしかめ そして考えること これが科学の茎です そうして 最後になぞがとける これが科学の花です

冬の南半球で新型インフルエンザは1人から1.96人に感染

読売新聞2009.07.27夕刊より ユトレヒト大学(オランダ)の西浦博研究員らのニュージーランドでの調査で判明。 この数字をもとに試算すると、感染防止策などがない場合、大流行が終息するまでに人口の78.6%が感染するとしている。

サルに噛まれた話

今サルの写真を見ていて不意に思い出した。 サルに噛まれたことを。 小学生の低学年の頃だったと思う。 近所の魚屋さんがサル(たぶんニホンザル)を飼っていた。 彼(ないしは彼女)はいつも店の前の止まり木に乗っかって、道ゆく人を睥睨していた。 子ども…

ガストフロント

西日本新聞2009.07.18朝刊より 英語で「突風前線」の意味。発達した積乱雲ができると、雲の中の雨滴が蒸発する際、周辺の空気が冷やされて急速に下降する「ダウンバースト」が発生することがある。この下降気流が地表に到達した後、暖かい空気とぶつかってで…

臓器移植法の成立で気になったこと

もしかしたら、「人の死」と、臓器移植は別の話なのではないか、と。 臓器移植法が成立しました。 これ自体は大筋としては問題ないのだろうと思っています。 時代の趨勢とでもいうのでしょうか。 仕方がないのだろう、と。 ただ、根本の部分で釈然としない気…

ウワバミの食べた草は何だった?

こんな落語があります。うろ覚えですが。 そばをたくさん食べたい男がいる。 大会かなんかがあるんだっけ? 旅先で人を丸呑みにしたうわばみを見る。 うわばみ、食べすぎで苦しんでいる。 うわばみ、近くの草を食べる。 みるみる腹がへこんで楽そうになる。 …

サルでもできる顔の識別

朝日新聞2009.07.12朝刊より サルが人と同じように目、鼻、口のバランスをみて顔を瞬時に識別していることが、京都大霊長類研究所の足立幾磨・特定助教らの研究で分かった。人はサルと約3千万年前に共通の祖先から分かれており、人は少なくともこの時点で他…

人はなぜパニックに陥るのか?  (パニック)

突然予測外のできごとが発生すると人はパニックに陥り、何がなんやらわからなくなって、あらぬ行動を取ってしまいます。 なぜ、そんなことになるのだろうか、と考えてみました。 まず、人も生物であるからには、パニックに陥ること自体も生物的な仕組みであ…

機体特性の変化を少なくするシステム

航空機事故などの原因は、もちろん故障なのだが。 故障そのものというよりも、故障により「機体特性」が変化することにあるという考え方。 東京新聞2009.05.05より 「ヒト」というシステムが、その機体特性の変化に対応しきれないゆえに事故という結果になる…

カラスのあいさつ

東京新聞2009.07.06朝刊より。 日比谷公園のカラスの中に「アロー」とフランス人のような発音であいさつする一羽がいるそうだ。 カラスには声帯に7種類の筋肉があり、5種類のオウムをも凌駕しているとか。 エサも豊富で、遊ぶ余裕があるからだろうと杉田昭栄…

脳波で動く電動車いす

TVのニュースで見た。 脳波で手を使わずに動かせる車椅子。 トヨタ自動車と理研。 スムーズにチャキチャキ動くところがすごいそうです。 前にも脳波でロボットを操作するというのがありました。 ところで、こういうのは雑念があってもちゃんと動くのでしょう…

光格子時計の精度

産経新聞(東京版)2009.04.20朝刊より。 香取秀俊さん(東京大学大学院光学系研究科准教授)が開発。 2005年開発の光格子時計は100億分の1秒のさらに1億分の1秒まで正確に測れる。 現在のセシウム原子時計の1000倍の精度。 100億年で1秒の誤差まで縮めるこ…

サル除けにはヤギ?    (ヤギ)

野生のニホンザルによる農産物への被害の話はよく聞きます。 さまざまな対処法が考えられているのですが、「これ」といったものはないようです。 サルは頭がいいですから、たいがいは慣れてしまうのでしょう。 そこへ最近登場してきたのがヤギ(山羊)。 ど…

鳥の波

窓からぼんやり外を眺めていると都会とはいえどさまざまな鳥がたわむれている。 そして、いっときに見られる鳥はほとんど同じ種類の鳥ばかり。 それが時にしたがって変化していくのは、まるで波のようだ。 あるときは雀ばかりだったり、あるときは鴉ばかりだ…